中国バブル崩壊と「影の銀行」

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中国の経済成長率は2007年に14%を記録した後、リーマンショックにより2008・2009年には9%台に落ち込んだ。その後の景気刺激策によりいったんは10%台に回復するものの、2012年には7%台とその景気減速振りはあきらかである。
そして中国バブル崩壊のシナリオとして「影の銀行」なるものがささやかれ始めたので調べてみた。

まず知っておくべきは中国では規制により、銀行の預金金利は基準金利の1.1倍までしか認められていないという事だ。
そのため銀行は顧客獲得のため基準金利以上の金利で、基準外(オフバランス)の資金を集めようとする。それが「理財商品」と呼ばれるものだ。

この理財商品とはおおむね短期間(半年程度)の投資信託のような商品で元本保証で固定利回りの物もあるという。そしてこの理財商品により集められた資金が地方政府の融資平台(SPC)に向かうのだ。
日本のバブル崩壊やその後の公共事業・公共施設の赤字垂れ流しを思い出し、地方政府に資金が流れるのに対し、いい印象を持たないのは私だけではないだろう。経済が減速する中、地方政府による無計画な過剰投資が続けば、いつか大穴が空き積み木が崩れるように崩壊する可能性がる。さらに理財商品は半年程度の短期間であるのに対し、地方政府の投資はおそらく中長期での投資。もし中央当局が理財商品の締め付けを行なった場合、リファイナンスがうまくいかないリスクもある。

2008年のリーマンショック以降、中国のハンセン指数・上海指数がともに低迷しているが底堅い事を考えると、このまま底割れしなければソフトランディングしていると考えてよいと思うが、2013年に就任した習近平国家主席の手腕に注目があつまる。

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