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従業員持ち株会と株価の関係

 先日、マーケット情報を聞いていると「6月は従業員持ち株会などもあり株価が底堅かったですねぇ」なんて解説をする、アナリストがいましたので今回は従業員持ち株会と株価の関係について記載したいと思います。

従業員持ち株会の買い付け方法

 それではまずは、従業員持ち株会の一般的な買い付け方法について解説します。
従業員持ち株会の買い付けの大原則は「株価を吊り上げてはいけない!」という事です。当然、発注するのは内部者になり相場操縦になってしまいますので(^^;)ではどのように発注するのでしょうか?
多くのケースの発注方法は前日の終値で発注し、もしその値段で約定が出来なかった場合は数%値段を上げてもよいというルールのもとに発注を行なっています。
発注例を記載すると
・前日終値:1200円の場合、まずは寄り付き前に1200円で発注。もし1200円で約定しなかったケースは3%あげて1236円に指値を変更。
という感じです(^^)

従業員持ち株会の株価への影響

 ではこの従業員持ち株会の注文はどれくらい株価に影響を与えるのでしょうか?
私は出来高のある優良銘柄の場合は株価に与える影響は少ないと考えています。なぜなら出来高のある優良銘柄の場合は持ち株会による多少の注文などその日での出来高のほんの一部にすぎないからです。しかし、出来高の少ない中小企業の株は話は別です!
 一日にほとんど出来高のない銘柄は持ち株会の注文が入っただけで株価に大きな影響を与えます。それが「毎月の給料分の買い付け+ボーナス分の買い付け」になるボーナス月はなおさらです。

 一度出来高の薄い株式の注文状況、約定状況を毎日観察していくとおもしろい事が分かると思いますよ☆

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