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債券ディーラー
様々なホームページをみても債券ディーラーに具体的に的確に捉えたものがありませんでしたので、ここに記載いたします。
債券ディーラーの仕事を説明する前に債券の売買システムについて説明いたします。
まず債券取引の大きな特徴は取引所がないという事です。
株式には東証や大証といった取引所があり、証券会社は顧客からの注文を取引所に発注する訳です。
しかし債券には取引所がないため、各証券会社が取引所の代わりをするのです。
すなわち各証券会社は債券を在庫として抱え、買いたいという注文がくると在庫から渡し、売りたいという注文がくると自社の在庫にするのです。
その在庫のリスクを債券先物などのヘッジ手段を使いリスクヘッジをするのが債券ディーラーの主たる仕事なのです。
株式ディーラーのように、いくらかの枠を渡され社内ルール内で自由に利益を追求していくものとは多少異なります。
そして取引所がないという事は、債券のレートに関して各証券会社でかなり違いがでますし、証券会社と投資家の情報量の差も株式以上に大きいです。少しでも証券会社と投資家の情報量の差を埋めるために、実際に取引されているレートとは多少違いますが、こちらを参考にしていただけるとよいと思います。
日本証券業協会 公社債店頭売買参考統計値 http://market.jsda.or.jp/shiraberu/saiken/baibai/index.html
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