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海運大手3社の比較と特徴

海運大手3社

 海運業界の大手3社といえば「日本郵船」「商船三井」「川崎汽船」。海運業界ではこの3社が突出した売上高を誇っています。まずは3社の売上高から見ていきます(平成25年)。
1位:日本郵船 1兆8900億円
2位:商船三井  1兆5000億円
3位:川崎汽船    1兆1300億円

 となっています。ちなみに第4位の第一中央汽船は1400億ほど。 

海運株のとらえ方

 海運株をみるにあたり重要な点が定期船と不定期船の割合。簡単に説明すると定期船が不特定多数の荷物を運ぶ「コンテナ船」。不定期船とは貸切で穀物や石炭、鉄鉱石をを運ぶ「バラ積み船」、原油等を運ぶ「タンカー」、自動車やLNGを運ぶ専用船があります。
 よく言われるBDI=バルチック海運指数は「バラ積み船」の運賃の指数です。

各社の特徴と収益構造

 それでは各社の特徴と収益構造を見ていきたいと思います。

日本郵船

売上高の割合を見てみると、定期船23%・不定期船42%となっています。そして日本郵船の注目すべき点はその他の事業も行なっていること!物流や旅客、航空運送も手がけなんと物流の売上高に閉める割合は19%にもなります。

商船三井

売上高の内訳をみてみると、定期船40%・不定期船48%と日本郵船のように多角的に事業を行なっているのではなく海運事業に専念しています。純粋に海運市況を見てトレードを行なうなら日本郵船より商船三井の方がよさそうです。

川崎汽船

こちらも商船三井と同じように海運事業に専念していますが、コンテナ船(定期船)48%、不定期船42%と不定期船の割合が大きいようです。という事が理論的にはBDI(バルチック海運指数)との連動性が一番高いと言えると思います。

まとめ

 これらのことを頭に入れ、どの海運運賃が上昇しているのか?またはどの船舶が供給過剰、または不足しているのか?を頭に入れてトレードをすると一段とよい結果を残せるかもしれません。

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