代用有価証券・信用取引

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信用取引における手数料について

 信用取引においては時として現物株の売買よりも高い手数料がかかってくることがあります。
では買い方の手数料・売り方の手数料、分けて説明していきたいと思います。
信用買いによる手数料
 信用買いによる手数料は概ね以下のようになっています。
委託手数料+買い方金利(年率3%程)+事務管理費(1000株100円程)
委託手数料・・・この委託手数料については現物株の売買における手数料と同じです。
しかし手数料額が証券会社によっては現物株に比べ安くなっているケースがあり、短期で売買する投資家にとっては信用取引の方が安くなるケースがあります。
買い方金利(日歩)・・・買い方金利は日歩とも呼ばれます。この金利は毎日、土日もかかってくるため、信用取引での長期保有には大きなコストがかかります。
事務管理費・・・どの銘柄でも1ヶ月ごとに加算されるもので、1銘柄1株につき1ヶ月10銭です。ただし100円に満たない場合は1銘柄一律100円となってあり、上限は1000円です。
信用売りによる手数料
 信用売りによる手数料は概ね以下のようになっています。
委託手数料+貸株料(年率1%程)+事務管理費(1000株100円程)+逆日歩
 委託手数料と事務管理費においては信用買いと同じですので説明を省きます。
貸株料・・・空売りでは借りた株を売るため、株のレンタル料金のようなものです。
逆日歩・・・要注意なのがこの逆日歩です。1株5銭から多いときには数十円もつくことがあります。仮に50円で1000株空売りしていたとすると一日で5万円にもなるのですΣ(ll゚Д゚ll)
 しかしこの逆日歩、常に発生するわけではありません。その株を空売りする人が増え、借りたいニーズが増えると証券会社は証券金融会社に株を借ります。ここまでは通常の貸株料で済みます。しかし証券金融会社でも株が足りなくなると今度は証券金融会社が生命保険などの機関投資家に株を借ります。そこで逆日歩が発生するのです。そしてなんとその逆日歩は信用の買い方が受け取るのですΣ(=゚□゚=;)
逆日歩に買いなし、売りなし
 ちなみに買い方が逆日歩をもらえるからといっても安易に買ってはいけません。「逆日歩に買いなし、売りなし」ということわざがあるくらいです。ではなぜこのようなことわざがあるのでしょうか?
 そもそも逆日歩がつくような銘柄は、すでに仕手株のように激しい値動きにより高い値にあることが多いです。そのため高いと判断する投資家が多いため空売りをするのです。そして空売りが成功し落ちる運命にあるか、またまた空売りを踏み上げもう一段上昇するのです。はっきりいってどちらに動くかわかりません。そのためデイトレには適していますが、オーバーナイトでの投資は考えたほうがよいでしょう。

逆日歩を確認できるサイト「TRADER”S WEB」
http://www.traders.co.jp/margin/backwardation/backwardation.asp

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