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”毛抜き天井”の読み方/株式ローソク足チャートの見方

”毛抜き天井”とは? 

 ”毛抜き天井”とは高値圏において2日間連続で高値が同一になるローソク足の組み合わせで、その高値より上に強い売り圧力があることを暗示し、天井を示唆する”売りのサイン”と言われています。また2本のローソク足の組み合わせは様々なパターンがあります。

 以下のものは全て”毛抜き天井”と呼ぶことができるのはもちろん、他の様々なパターンも”毛抜き天井”と呼ぶことができます。

毛抜き天井の様々なパターン↓

”毛抜き天上”の実践的な見方 

 この”毛抜き天井”の大きな特徴は「毛抜き天井が出たから天井。」ではなく「天井を形成し結果的に毛抜き天井だと分かった。」というケースが多いことです。
 なぜなら買い方は売り方のロスカットを狙うように高値更新を狙い、売り方は買い方が諦めるまで売り浴びせるというのが短期売買の基本であり、売り方が勝った場合が毛抜き天井、買い方が勝った場合は高値ブレイクとなるからです。
 よほど長い上ヒゲが2本続くような”毛抜き天井”などでは天井の可能性は高いと言えますが、上記にあるような通常の”毛抜き天井”ではまだまだこれから高値を更新していくかもしれません。

 こちらはシャープ(6753)の2013年11月21日から2014年2月4日までのチャートです。

 Cのポイントの左側で”毛抜き天井”が出現し、そこから下落しています。
しかし、このチャートではABのポイントでも”毛抜き天井”に近い形が出現しています(1円か2円高値が違うため近い形と表現しました)。そしてABのポイントではそこから高値を更新しさらに上昇しています。もしかするとCのポイントにおいても右側にある大陰線において、その日の相場環境がよければCの左側の”毛抜き天井”を上抜いていたかもしれません。

 つまり”毛抜き天井”が出現した際は、他の指標も参考にしながら明確な下落トレンドに反転したら売り。または”毛抜き天井”を上抜いてきたら買い。と考えるべきです。

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