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メタンハイドレート関連株式について

メタンハイドレートについて

 メタンハイドレートとは石油や石炭に代わる可能性のある新たな資源として注目されており、2013年3月愛知県沖で初めてメタンハイドレートから天然ガスの生産に成功しました。
 現在は採掘コストの問題などがあるようですが、1990年代から注目をはじめその20年後にシェールガス革命を起こしたシェールガスのように新たな資源として活躍してくれる可能性は充分にあります。今回はそのメタンハイドレート関連株式について調べてみました。

日本海洋堀削(1606)と石油資源開発(1662)

 今回の愛知県沖で成功で注目されるメタンハイドレート関連株の代表といえばこの2銘柄!
石油資源開発が権益をもち、日本海洋掘削が採掘を行なっています。
それではこの2銘柄についてさらっと見ていきたいと思います。

日本海洋掘削(1606)

 会社名どおり海洋での石油や天然ガスの掘削工事を請け負っている会社で、イランやマレーシア、カタールなど世界中で活躍している企業のようです。また地球深部探査船「ちきゅう」の管理・運営を日本郵船と協働で行なっています。
 大株主を見てみると石油資源開発が30%、三菱マテリアルが26%の株式を保有しこの2社の合弁会社であると言っていいのかもしれません。
 特質すべきはその利益率です。過去5年間の売上高と当期純利益を見てみると

  売上高 当期純利益
平成20年 192億 79億
平成21年 211億 35億
平成22年 365億 100億
平成23年 282億 56億
平成24年 292億 34億

 どの年も10%をかるく超える脅威的な数字です!

特殊な技術を持つ企業だからこそ成し得る数字なのかもしれません!

自己資本比率も60%と健全です。

石油資源開発(1662)

 次に石油資源開発を見ていきます。
まずはこの会社がどのような会社かと言いますと、経済産業大臣が34%の株式を保有する国策企業です!そのため自己資本比率も75%と非常に高く、日本のみならず世界中で権益の取得や開発を行なっているようです。この石油資源開発が日本海洋掘削の株式を30%保有している事を考えると巡り巡って国が主導して行なっているようです(^^;)

 今回は愛知県沖での採掘に成功し、この石油資源開発が注目されましたが、四国沖や西九州沖、北陸沖、三陸沖はJX日鉱日石開発が権益を保有しているようです。

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