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トラック関連株式「いすゞ(7202)」「日野自動車(7205)」

トラック業界の国内シェア

 まずはトラック業界の国内シェアから見ていきます。
2012年の普通トラックの国内シェアは
1位:いすゞ33.9%
2位:日野24.5%
3位:三菱ふそう17.7%
4位:トヨタ12.3%
5位:UDトラックス6.5%
 となっております。この内、3位の三菱ふそうはトラック販売で世界最大手であるダイムラーが90%の株式をもつ完全子会社であり株式は上場しておりません。5位のUDトラックスは2007年ボルボによるTOBにより上場廃止となっております。4位のトヨタに関してはトラックというより普通自動車がメインですし、2位の日野自動車の50%超の株式を保有しております。
 という事で1位のいすゞ自動車と2位の日野自動車について見ていきたいと思います。

海外での販売比率

 新興国関連銘柄としてよく出てくるトラック銘柄。そのため平成23年度の海外での販売実績を見ていきます。

いすゞ自動車 
日本:5581億
タイ:2432億
その他:5984億

日野自動車
日本:7671億
タイ:2432億
その他:5984億

 となっており海外での売上、とくにタイでの売上が重要なウエイトを占めるようです。
それでは実際に売上高は伸びているのでしょうか?

いすゞ自動車
2008年:1兆9248億
2009年:1兆4247億
2010年:1兆0809億
2011年:1兆4155億
2012年:1兆4000億
日野自動車
2008年:1兆3686億
2009年:1兆0694億
2010年:1兆0264億
2011年:1兆2426億
2012年:1兆3145億

 とリーマンショック・欧州金融危機と厳しい世界情勢であったとはいえ、厳しい状況のようです。
この背景には新興国のトラックメーカーの飛躍があるようです。

世界の中での日本のトラック
トラックの世界でのシェアを調べてみますと、
1位:ダイムラー(ドイツ)
2位:ボルボ(スウェーデン)
そして3位から5位に
タタ自動車(インド) 東風汽車(中国) 第一汽車(中国)
と中国、インドの企業が出てきます!
いすゞ自動車、日野自動車がともに世界シェア5位以内にも入っていないのが現実なのです!
このことから考えるとより新興国のトラック企業との競争に勝てるかどうかが今後の成長の鍵を握りそうです。

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