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ペット保険国内最大手「アニコム」
このアニコムHLDG、東京海上火災保険出身の小森 伸昭氏が2000年に設立した比較的若い会社のようです。そのため大株主に小森 伸昭氏の名前が上位にでてくるかと考えましたが、彼の持分は7.5%。大部分は信託口、そしてソニー損保が6.9%保有しているようです。会社設立にあたりしっかりと資金集めを行ない、会社運営におけるバックアップを受けているのかもしれません。
財務諸表分析
過去4年間の正味収入保険料をみてみると
H21年：64億
H22年：89億
H23年：108億
H24年：135億
と順調に伸びているようです。
保険会社ですのでソルベンシー・マージン比率（簡単に説明すると自己資本をリスクで割ったもの、保険金の支払い能力）をみてみると307%。行政の基準値である200%を上回っています。
当期純利益に関しては
H21年：△1.4億
H22年：3.4億
H23年：4.2億
H24年：4.6億
とこちらも順調の模様。
今後の展望
それではこのアニコムHLDGの今後はどうでしょう？現在、ペット保険に参入している企業を見てみると、大手ではアクサのみが参入しているようです。そして、もし今後もペット保険市場が拡大していくのであれば他の大手保険会社も参入し競争が激化してくることが予想されます。
そこで思い出して欲しいのが社長である小森 伸昭氏の株式の保有比率！7.5%しか保有していないのです。他の大手保険会社が参入する際に、設立するよりこのアニコムを買い取ったほうがよいのでは？と考えた場合、面白い展開になるかもしれません。
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