スポンサーリンク
為替先物・理論価格
為替先物取引とは?
為替先物取引とは将来のある一定時点での為替取引の交換レートをあらかじめ決めておくものです。例えば1ヶ月後に10万ドルを支払い予定がある場合、1ヶ月後の支払い直前にドルを買うと、現在より高くなっているケースがあるかもしれませんが、今1ヶ月後にドルを購入する予約をすれば今、レートを決めてしまう事ができるのです。そうなればもう為替レートの変動を気にする必要はありません。
この取引は主に銀行が行っています。
為替先物取引の価格
それではこの為替先物取引の価格はどのようにして決められているのでしょうか?現在は交換する通貨間の金利差による理論価格により決められています。
では金利差を使いどのように計算されるのでしょうか。
まず1ドル=100円 ドル金利5%、円金利1%を仮定します。すると一年後の元本+金利はドルが1.05ドル 円が101円となるわけです。そこで中学生のときにならった
1.05ドル=101円
1ドル =X円
の連立方程式を解くと、X=96.19・・・・となる訳です。これが世間一般で計算される為替先物の理論価格です。つまりこの金利差で1年後にドルを買う予約をすれば現在1ドル100円のものが1ドル96円で予約をすることができるのです。
しかし現実はなかなかこのようには動きませんが(笑)
そしてこの為替先物価格の計算を積み重ねてクーポンスワップのレートを計算していくのです。
スポンサーリンク