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押さえ込み線の読み方/ローソク足チャートの見方
押さえ込み線とは?
押さえ込み線とは上昇相場において次の特徴を持つローソク足の組み合わせをいい”買いのサイン”と言われています。
1、前日の陽線からマド開け陰線が出現する。(前日の陽線より高値寄りし、マドを開けずに前日の陽線の高値を下回った場合は”カブセの上抜き”となる可能性があります。)
2、そしてその後2本連続して陰線が出現する。(陰線の数は合計して2本ないし4本続いても押さえ込み線と呼びます。)さらにそれらの陰線は直前の陽線の始値を下回らない。
3、買いのサインは陰線を上抜いた時。(この陰線については前日の陰線とする人もいれば、陽線後に出現したもっとも高い陰線とする人もいます。ちなみ私は後者。)
以上をローソク足にしますと次のようになります。
押さえ込み線の実践的な見方
押さえ込みは上で説明したようなキレイな形で出現することは稀で変則的な形でチャートに出現します。次のチャートを見てください。
2013年12月16日~2014年1月16日までに日本電産(8594)のチャートです。
1のポイントではマドは開けていませんが前日の陽線より大きく高値寄りした陰線が出現し、その後2本続けて陰線が出現するも直前の陽線の始値を下回っていません。そして最初の陰線の高値を上抜くことにより一段の上昇に入っています。
2のポイントでは陰線は三本続いておらず途中に小さな陽線が入っているものの、やはり最初の陽線の始値を下回っておらず、最初の陰線の高値を上抜くことにより一段の上昇に入っていきます。
このことから押さえ込み線を見る際は
直前の陽線より高値寄りの陰線が出現し、その後株価が直前の陽線の始値を下回らずに高値寄りした陰線の高値を上抜いた。
という事が判断材料になると思います。
言い換えれば直前の陽線の始値を下回らなければ利食い・損切り・空売りなどはひとまず様子を見るべきなのかもしれません。そしてこの事は”押さえ込み線”に類似した”カブセの上抜け”にもいえると思います。
*押さえ込み線とカブセの上抜けの違いは陰線がマドを開けているかカブセ線になっているかどうかです。
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