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三羽烏(黒三兵)の読み方/ローソク足チャートの見方

三羽烏(黒三兵)とは

 右の写真のように安寄りした陰線が三本連続して出たものを三羽烏(黒三兵)と呼び”売りのサイン”と言われています。

三羽烏(黒三兵)の実践的な見方 

 次に三羽烏(黒三兵)の実践的な見方について解説していきます。
三羽烏(黒三兵)はただ陰線が3本連続しただけで”売りのサイン”という訳ではなく、あるタイミングで出たケースのみ明確な売りのサインとなるのです。

そのタイミングとは高値圏での出現です!

 次のチャートを見てください。このチャートは東芝(6502)の2013/12/17~2014/2/21までのチャートです。

 このチャートを見ると、多くの人は2のポイントで三羽烏(黒三兵)が出現したと分かるでしょう。
(キレイに安寄りした陰線3本になってはいませんが・・・)
しかしよく見ると、陰線3本が連続して出現したポイントは2のポイントだけでなく13のポイントでも出現しています。
 ちなみにポイント1の以前の東芝の値動きはは400円から440円のレンジで持ち合い状態になっており、3のポイントは440円のレンジをブレイクして500円を達成した後の下落と説明できます。

 つまり、持ち合い状態や下落後に出現した三羽烏(黒三兵)は明確な”売りのサイン”とは言えず、高値圏で出現した連続した陰線のみが”三羽烏(黒三兵)=売りのサイン”として信憑性があると言えます。

*ただし三羽烏(黒三兵)の後にその高値を上抜くような場合は大化けする可能性があるので買い戻し、またはロスカットするケースもあります。

また三羽烏(黒三兵)と非常によく似たサインで”押さえ込み線””カブセの上抜け”と呼ばれるサインがあります!

押さえ込み線カブセの上抜けは上昇の途中で出る”買いのサイン”です。

 後から振り返る(完成したチャートを見ると)とそこが天井であったのか上昇の途中であったのかは容易に理解することができますが、上昇途中のチャートを見ると、そこが天井なのか上昇途中なのかの判断は非常に難しいものがあります。

こちらのページで押え込み線カブセの上抜けについて説明しますのでぜひ目を通してください。
*なお押さえ込み線やカブセの上抜きとの違いの一つとして陰線の寄りの位置を上げることができます。押さえ込み線やカブセの上抜けの特徴として高値寄りがありますが三羽烏では安値寄りです。

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