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最高益更新株
上がる株の見つけ方の一つとして最高益を更新している企業を選ぶと方法があります。
単なる前年比増収増益ではなく、過去の最高益を更新しているということは一時的な景気変動により利益を出したのではなく、その企業の新たな成長のステージに立っている可能性が高いからです。
その為、最高益を更新している企業を見つけましたら最高益を更新した理由を見つけ、その理由が一時的はものではなく、今後の成長が期待できる要因でありましたら、次年度以降さらなる最高益を出す可能性を秘め、その企業は適切な投資対象であると考えてもよいと思います。
最高益更新企業の具体例・ユニチャーム
少し分かりずらいでしが、右のチャートがユニチャームの2008年度から2012年度までのチャートです。 |
この期間のユニチャームの当期純利益を見てみると
2008年:166億円
2009年:171億円
2010年:244億円
2011年:325億円
2012年:269億円
と、2012年は若干落ちているものの、まさに理想的に成長しています。そしてそれにともなって、リーマンショック後低迷や東日本大震災と非常に厳しい相場環境ではありましたが、右肩上がりのチャートを描いているのです。
この成長の背景にはまず第一にアジアでの市場の拡大があります。人口と所得の増大したアジア市場では急速にベビー用おむつの需要が拡大しているようです。(従来、貧困層の人々はベビー用オムツを購入できる余裕がなかったそうです。)
さらに日本の高齢化も増収の大きな要因ではないでしょうか。日本では大人用(介護用)のオムツの売上はベビー用を抜いたようです。
まさにしっかりとした成長の背景のある株高であり、とても有望な投資対象になる訳です。
最高益更新企業の具体例2・ローソン
こちらのチャートはローソンの2008年度から2012年度までのチャートです。 |
この期間のローソンの当期純利益は、
2008年:221億円
2009年:238億円
2010年:125億円
2011年:253億円
2012年:248億円
と、2010年は大きく落ち込みますが、その後は少しづつではありますが最高益を更新する傾向にあります。この最高益の更新の背景はPB(プライベートブランド)の高い利益率があるようです。
確かにPB商品は安く、今後もまだまだ増えそうです。
最後に
このような最高益更新企業の株は、ゆっくりとした右肩上がりです。あまり急激な上昇ではなく、上昇・下降を繰り返しながらの値動きではありますので、ロスカットラインの選定などは難しい一面もありますが、ユニチャームやローソンのような株でしたら資産の一つとしても保有できるのではないでしょうか?
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