投資信託入門・始め方/注意点

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FXの魅力

FXとは?
 FXとはForeigh exchange/外国為替証拠金取引のことです。 外貨を買い、その外貨を値上がりすれば利益を得ることができます。銀行の外貨預金や外国債券とよく似ていますがいくつかの相違点があります。
相違点1レバレッジをかけることができる(元本以上の額を取引することができる)。株式における信用取引が元本の3倍程度なのに対し、FXではそれ以上の額を取引することができます。
相違点2、外貨預金や外国債券の多くは固定金利であるのに、FXは変動金利である。そのため外貨預金や外国債券では満期まで保有するスタンスが基本となりますが、FXでは値動きに合わせた売買が基本となります。
FXの魅力1
  FXの魅力は上記の相違点があるため、元本以上の取引ができることや、外貨預金などど比べて取引頻度がたかくなるため、手数料が安いという点があります。 例えば米ドルに関しては、多くの銀行での円から米ドルに両替するときの為替手数料が50銭程あるのに対し、FXでは1銭ほどしかかからないのがほとんどです。この手数料をスプレッドとよびます。
スプレッド例
銀行買値90円70銭:銀行売値91円20銭
FX買値90円70銭:FX売値90円71銭
となっている場合があります。
(FXの場合は別途100円程の取引手数料がかかるケースがあります)
FXの魅力2
  私の考える一番のFXの魅力は、株と違い仕手筋や粉飾決算などの一部の思惑に左右されにくいということです。 FXにおいても株と同じようにデイトレードやスイングトレードを行いますが、市場参加者が多いため一部の人間の思惑よりも経済政策や経済動向に値動きが左右されることが多く、しっかりと勉強すればより高い確率で利益を残すことができます。
FXの魅力3
  最後にお伝えするFXの魅力はスワップポイントです。 スワップポイントとは取引をする通貨の金利差によって生じるお金のことであり、金利の高い通貨を買うともらえ金利の安い通貨を買うと支払う必要があります。しかし現在日本は超低金利状態ですので、ほとんどのケースで金利を受け取ることができるのです。
 このスワップ金利がとても大きく、金利の高いオーストラリアドルや南アフリカランドを購入するとかなりのスワップポイントを得ることができます。少しお金のもっている方ならスワップポイントで生活できてしまうのではないかと思えてしまうほどです。
FXの注意点
  FX取引においてデイトレードやスイングトレードを行う方はしっかりロスカットができ、問題はないと思っています。私がもっとも注意していただきたいのはスワップ派の方達です。スワップ派とはFX取引を行う人のなかでもスワップ金利を主な目標として取引をする人達です。オーストラリアドルや南アフリカランドは魅力的なスワップポイントがつきます。しかしそのような高金利通貨には一つ落とし穴があります。それは高金利通貨は金利が魅力的なため、世界中の投機マネーを集め、非常に強い動きをするのですが、ある瞬間に暴落する危険性が大きいということです。それは為替先物の理論価格からも説明することできます。リーマンショックの際、レバレッジ3倍でゆっくりとスワップでの生活を夢見ていた人達が、ロスカットされ多くの資産を失ったことを今でも覚えています。そのため、初心者で経済状況がよく分かっていないのであれば、かなりの余裕をもちスワップ生活を楽しんでいただくことをお勧めします。
スワップ派の人達のためにワンポイント
  私もスワップポイントが魅力的なため、高金利通貨を取引することがよくあります。その際に私が参考にしているのが、購買力平価です。為替取引の場合、その国の通貨は実際のところどれくらいの価値があるか全く想像もつかないとおもいます。為替には株と違いPERやPBRといった指標がありません。そこで私がまず参考にしているのが、OECDの発表しているPPPs(purchasing power parities)です。つまり購買力平価です。2011年の数字を見てみると1USD=106.8円 1USD=1.55AUD(FXと同じ表示方法にすると1AUD=0.645USD)となっています。この数字に金利状況や人口構造、国際収支、財政状況を加味して考えています。

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