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”カブセの上抜け”の読み方/ローソク足チャートの見方
”カブセの上抜け”とは?
カブセの上抜けとは
1、
上昇トレンドにおいて大きな陽線の翌日に上離れで寄り付いたものの反落し、陽線の実態に食い込んで引ける。
=”カブセ線”の出現
2、その後しばらくもみ合った後、”カブセ線”を上抜く陽線が出現する。
この2つにより”カブセの上抜け”が完成すると買いのサインとなります。
チャートに示すと次のような形になります。
カブセの上抜けの実践的な見方
この”カブセの上抜け”において重要な点は、カブセ線が出た時点で「反落するのか?」
それともただの押し目でその後”カブセの上抜け”になり「一段の上昇が見込めるか?」
と判断する必要があることです。
「カブセ線が出た時点でいったん売っておき、上抜いた時点で買い戻す。」
といったプロさながらのトレードができればいいのですが、多くの一般投資家はそのようなトレードをしていてはタイミングが遅れ利益が削れてしまうとおもいます。
そこで判断の一つの目安となるのが陽線の始値を下回るかどうか!
という事です。(この陽線とは上のローソク足でいう2本目の陽線)
次のチャートは2013年12月16日~2014年1月16日までの日本電産(8594)のチャートです。
カブセ線というより出会い線になっているため厳格な”カブセの上抜け”と言っていいかは分かりませんが、陽線の始値を下回らずに上抜いています。
この陽線の始値というのは押さえ込み線においても言われていますが、心理的に大きな節目となりここを割り込むとトレンドが一気に傾きます。カブセ線が出現した際は陽線の始値を下回っているかどうかを判断の基準にしてはいかがでしょうか。
(もちろん陽線の始値を下回ってから上抜くケースもあるかもしれませんが・・・)
また三羽烏が出現した際にも、同じように陽線の始値を下回っているかどうかでより正確な売りのサインかどうか見極めることができると考えています。
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