代用有価証券・信用取引

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信用取引における現引き・現渡しについて

現引き・現渡しとは?
 信用取引の決済方法は通常の買ったものを売る。売ったものを買い戻す以外に現引き・現渡しなるものがあります。そして基本的には現引き・現渡しにかかる手数料は無料となっております。それでは現引き・現渡しを一つづつ見ていきたいと思います。
現引き
 この現引きとは信用取引で買った株を反対売買せずに、現物株として受け取るという方法です。もちろんその為には信用取引で購入した時点での購入価格を入金する必要があります。
 この現引きがとても便利なもので、私の場合は出先で欲しい株があったが、現在口座に現金がない。そのような時にとりあえず株が担保に入っているので、信用で株式を購入し後で口座に入金・現引きをしていました。
  また以前、私が営業していたときのお客様はとりあえず信用買いして値上がりすればどこかで売却し、上がらなければ6ヵ月後に現受けするというスタイルのお客様がいました。そしてそのお客様は信用取引においても現受けのできる買いのみの、お取引をされておりました。
現渡し
 現渡しとは、現在保有している株式を空売りし、その現在保有している株を空売りの決済のために渡すというものです。この現渡しの有効な活用方法がつなぎ売りというものです。
 つなぎ売りとは保有しているA株を保有したまま新たにA株を空売りすることです。
例えば200円で購入したA株が500円まで値上がりしたとします。しかし600円くらいまではあがりそうだけど、なんか不安で売っておきたい!という心理状態のときに使います。
そしてその後A株が400円まで値下がりすれば、現物株は保有したまま空売りを決済し、100円の利益を得る。もし600円まで値上がりすれば現物株を現渡しし、もとの500円-200円の300円の利益を得るというものです。
 そしてこのつなぎ売りを使えば、配当金の利益確定日につなぎ売りを行うことで株価の変動リスクをヘッジし、信用のコストのみで配当金を受け取ることが可能になります。

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