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ヘッドアンドショルダー

 今回はテクニカル分析における天井・大底の代表的なパターン、ヘッドアンドショルダーについて説明していきたいと思います。まずは下図と見てください。この図を元に説明していきたいと思います。
黒のライン:チャート
赤のライン:出来高
緑のライン:ネックライン
ピンクのライン:目標値
青のライン:出来高の減少が分かりやすいようにつけときました。

チャートの特徴
 このヘッドアンドショルダーの特徴は、中心の最も高いトップBの左右に肩のようにそれよりも低いトップB・Cがあることです。
出来高との関係
 通常出来高はトレンド方向に従い増加するものですが、このヘッドアンドショルダーの大きな特徴に、最も高いトップBの出来高がトップAの出来高を超えていない点にあります。
パターンの完成
  このヘッドアンドショルダーは、トップABCの間の二つのボトムと結んだネックラインを割り込むことで完成したす。そしてこのネックラインを割り込むときは大きな出来高を伴います。
目標価格
 よくヘッドアンドショルダーの記載してあるホームページや書籍は見かけますが、目標値が記載していないケースが多いと感じましたのでここに記載しておきます。
 このパターンにおける最小の目標値はトップからネックラインを結んだ距離を、ネックラインのブレイクポイントから垂直におろした値です。しかしこれはあくまで最小の値であることに注意してください。
逆ヘッドアンドショルダー
 大底を形成する際の逆ヘッドアンドショルダーも基本はこの図をそのまま逆にしたようなものだと考えてください。つまり3つのボトムでは順に出来高が少なくなり、3つのボトムとトップを結んだ線・ネックラインをブレイクするポイントでは出来高が大きく上昇します。最小の目標値の考え方も同じです。

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