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赤三兵の読み方/ローソク足チャートの見方
赤三兵とは 右の写真のように陽線が続けて3本でたものを 基本的には強気を意味するこのチャート。 |
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赤三兵先詰まり 実践的な解説の前にまずはちょっと変わった赤三兵について。 右の赤三兵は「赤三平先詰まり」と呼び、三本目の陽線が上影陽線となっているものです。”買いのサイン”には変わりませんが、この形は通常の赤三兵に比べ力が弱いので注意が必要です。 |
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赤三兵思案星 次にこの形。 3本目の陽線がコマにあっており「赤三兵思案星」と呼ばれます。 |
赤三兵の実践的な見方
赤三兵の実践的な見方とは赤三平先詰まりや赤三平思案星といった形ではなく、赤三兵の前後のチャートの形なのです!
つまり赤三兵がどのタイミングで出たかということです。
それではいくつかのタイミングについてチャートを見ながら解説していきたいと思います。
1、下降トレンドにある赤三兵
つぎのチャートはJT(2914)の2013年9月17日から2013年12月27日までの日足チャートです。
2013年11月頃の高値から下降トレンドに入っていることが分かります。
そして2012年の12月末に赤三兵(赤三兵思案星)が出ています。
このJTの株価は今後どのような動きをしたでしょうか?
答えはこちら↓
黒い矢印のポイントが2013年12月末の同じ場所です。
この赤三兵は上昇の始まりではなく下降トレンドのリバウンドに過ぎなかったのです。
それでは次のパターンを見ていきます。
2、高値をブレイクした赤三兵
次のチャートはホンダ(7267)の2013年9月25日から2013年11月14日までの日足チャートです。
最初の2つの矢印で跳ね返されていた4000円の壁を3回目の上昇でブレイクしているのが分かると思います。そしてこの3回目の上昇が赤三兵(赤三兵思案星)となっていますね。
ではこのホンダの株価は今後どうなったでしょう?
答えはこちら↓
黒い矢印のポイントが3回目の上昇したポイントです。この赤三兵の後には株価は大きく上昇したようです。
同じ赤三兵思案星でも、下降トレンドにあるか高値をブレイクした位置にあるかでこれだけ株価の動きが異なってくるのです。
それでは最後にもう一つのパターンを見ていきます。
3、上昇トレンドの高値圏にある赤三兵
最後のチャートは東芝(6502)の2013年11月25日から2014年1月17日までのチャートです。
直近になり大きく上昇し連続して陽線(赤三兵)を出しています。
しかしこのあとの株価は↓
この陽線を最後に下落トレンドに入ってしまっています。
つまり大きく上昇している赤三兵は注意して売買をする必要があるのです。もちろんその後も大きく上げ続けるケースもあるので一概にはいえませんが(^^;)
まとめ
この3つのパターンでその後上昇を続けたのは2の高値をブレイクした赤三兵となっています。
これらのケースをまとめると赤三兵のうち明確な買いのシグナルはブレイクする前兆としての赤三兵と考えています。
つまりこれから高値を狙っていくような上昇初期の赤三平です。
チャートは一部分だけを見て買いのシグナル・売りのシグナルと判断することは極めて危険です。
チャート全体を見た上で判断しましょう。
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