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”三空叩き込み”の読み方/株式ローソク足チャートの見方
”三空叩き込み”とは 三空叩き込みとは右のローソク足のように4本連続して陰線が出現し、さらにその4本の陰線の間に3つの窓ができる事をいいます。 本来、窓を開けることは窓の開いた方向に強い勢いがあることを意味します。しかし3つも窓が続くと買い方の投売りが一巡し、自律反発狙いの買いと空売りの買戻しなどにより相場は上昇に向かうであろうと言われています。 |
”三空叩き込み”の実践的な見方
三空叩き込みは”三空叩き込み買いに向かえ”という格言が基本的なスタンスとなっています。
しかし、3度も窓が開いていることから売りの勢いが強いのも事実です。
そのため三空叩き込みにより底をうつケースのみでなく、三空叩き込みの後いったん上昇するもリバウンドにとどまりその後再び下落するケースや、リバウンドもなくそのまま下落するケースも当然考えられます。
次のチャートを見てください。
エンシュウ(6218)の2014年1月8日から2014年3月20日までのローソク足チャートです。
このチャートでは1から3までの3つの窓により”三空叩き込み”が出現し、その後”三空叩き込み買いに向かえ”という格言どおり上昇に転じています。しかしその後は再び下落の圧力の押され下落トレンドに戻りつつあります。
このことから三空叩き込みが出現した際に採るべき投資戦略は、
1、三空叩き込みによる買いを行なう場合は利食いのポイントに注意する(そのまま陽転するのかリバウンドにとどまるのか見極める。)また買う金額も全力で買いに行くのみでなく打診買い(通常購入する金額より少ない金額での購入)も選択肢に入れる。
2、そのままリバウンドせずに下落する可能性を考え、ロスカットラインを決める。
ということが重要です。
三空叩き込みは”買いのサイン”と同時に”弱いサイン”なのでその後の下落の可能性は大きいと頭に入れておくが大切なのです。
また注意点としてその銘柄の経営自体が危惧されるような悪材料の場合は三空叩き込みでは済まず、そのまま連続してのストップ安や、最悪の場合上場廃止になり取引できなくなってしまうケースもありますので、三空叩き込みが発生した場合はよく材料を精査した上で取引を行ってください。
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