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日本版ISA(小額投資非課税制度)
日本版ISA(小額投資非課税制度)とは
日本版ISA(小額投資非課税制度)とは2013年度で終了予定の軽減税率(売買益や配当の税率が10%から20%に)にかわり導入予定の制度で、20歳以上の人が1人1口座持つことができ、1年100万円まで投資ができ、その売買益・配当が最長10年間非課税になる制度です。
今までの軽減税率が大口の投資家に大きなメリットがあるのに対し、今回の日本版ISAは新たな投資家の拡大を狙った制度に思います。
日本版ISAのメリット・デメリット
この日本版ISAの特徴は年に新規で100万円まで投資できることであり、商品の移管はできないことです。つまり新規の投資家と新規資金を呼び込もうとしているんですね。
しかし期間が平成26年から平成35年まで予定されており基本5年間の非課税期間のあとに翌年分の非課税枠へのロールオーバーは可能なようで最長10年間、非課税になる訳です。
そしてこの制度のデメリットは損益通算ができない!という事です。
通常の上場株式や公募株式投信であれば損失が出た場合は他の利益を相殺できますが、日本版ISAにより損失が出たときは他の利益を相殺できないのです。
日本版ISAの活用法
メリット:最長10年・100万円まで非課税になる
デメリット:損益通算が行なえない
という点を考えがえるとどのような活用法が一番良いのでしょうか?
主に2つの考え方ができると思います。
1、長期投資で下値不安の少ない、配当重視の銘柄を選択する。
配当重視の安定銘柄に投資することで長期間配当金が非課税になり、仮に売却するとしてもそれほど大きな利益・損金が発生しにくく損益通算のデメリットが少なくなる。
2、長期成長株を探す。
損失が出たときには損益通算が使えませんが、利益が出たときに20%という大きな税金を支払う必要がなくなります。安部政権へと政権交代し大きく上昇している現在の相場。そして5年間を長期で成長する銘柄を探すことにより、損益通算ができなくなるデメリットより20%の税金を払わなくてすむメリットの方が大きいのではないのでしょうか?
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