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金融相場と業績相場
上昇相場には金融相場と業績相場と言われるものがあります。
金融相場とは金融緩和による資金余剰により、市場に多額の投資マネーが流入することによって起こります。
業績相場とは金融緩和による影響が実態経済に波及し、企業の業績が上がりそれによって株式が買われる相場です。
業績相場のその後は市場の過熱感を抑えるため金融引き締めに動くため、「逆金融相場」さらに金融引き締めが実態経済に影響をおよぼし「逆業績相場」へと移行していきます。
つまり市場のサイクルは「金融相場」→「業績相場」→「逆金融相場」→「逆業績相場」→「金融相場」というサイクルを形成するのです。
直近では逆金融相場(サブプライムローン問題)→逆業績相場(リーマンショック)→長い低迷を得て金融相場(アベノミクス)といったところでしょうか。
それでは「金融相場」、「業績相場」の際はどのような銘柄を購入すればよいのでしょうか?
金融相場の際に狙うべき銘柄
金融相場とは金余りにより起こる相場ですので、まず有望なのが投資資金の活性化により直接影響を受ける銘柄、証券株や不動産株です。そして仕手色の強い銘柄や新興市場も活発な動きをします。
業績で買われるわけではありませんので、意外な銘柄が動き出します。
そして忘れてはいけないのがIPOです。過去の相場をみると、金融相場の際のIPOはかなりの確立で大きなリターンをあげています。この際のIPOでは公募価格の2倍、3倍となることも珍しくありませんのでぜひこの機会にIPOにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
金融相場の特徴
金融相場は不景気の株高といわれ、相場は需給に依存しています。そのため相場は乱高下しやすく、市場のテーマも移りやすいです。そのためどのようなテーマが市場を賑わしてしるのか常にアンテナをはり、乗り遅れないようにすることが重要です。
業績相場で狙うべき銘柄
業績相場で狙うべき銘柄はその名の通り、好決算銘柄です。業績のいい銘柄、伸びそうな銘柄が買われ、業績の悪い銘柄は売られます。
直近の経験でいうと2006年7月のゼロ金利解除から2007年中盤のアメリカサブプライムローン問題が表面化するまでは海運や鉄鋼、機械といったシクニカルな銘柄が大きく買われました。
このアベノミクスの金融相場がいつまで続き、次の業績相場がいつくるのか楽しみです。
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