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相場格言集
株式投資は美人投票
自分が値上がりするであろうと思う銘柄ではなく、多くの市場参加者が値上がりするであろうと思う銘柄を選ぶこと。
イギリスの経済学者「ケインズ」の株式投資理論であり、ここ言う”美人投票”とは通常の美人投票とは少し違います。通常は票を集めた本人に賞金等が送られますよね?そうすると普通の投票者は自分が一番美人だと思う人に投票するわけです。しかしここで言う美人投票は一番に選ばれた美人の”投票者”に賞金等が送られるのです。すると投票者は自分が一番美人だと思う人に投票するのではなく、皆が一番投票しそうな人に票が集まります。裏を読む人、裏の裏を読む人も出てきますが、要は一番票を集めそうな人に投票すると考えられます。
これを株式投資にあてはめると”多くの市場参加者が値上がりすると考えている銘柄を選ぶ”という行為につながるのです。
この格言はデイトレードやスイングトレードにおいてはあてはまると思います。なぜならデイトレードやスイングトレードのような短期売買では値動きが重要であり、多くの市場参加者が注目している銘柄ほど値動きがよく利益を上げやすいからです。
しかし長期投資においてはあてはまらないかもしれません。すでに多くの人が注目している銘柄はすでに大きく値を上げているケースが多いからです。長期投資においてこのようなタイミングで購入しても高値掴みをしかねません。
ケインズ自身も1929年の大暴落の後にバリュー投資で成功したと言われています。バリュー投資と美人投票では逆の考え方ですよね(笑)
また対義する格言として、「人の行く裏に道あり花の山」・「総悲観は買い、総楽観は売り」などがあります。
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